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VANSオールドスクール(USA企画)とDX(日本企画)の違いや見分け方を解説

VANSオールドスクール(USA)とDX(日本)企画の違いや見分け方を解説 バンズ
この記事の監修者
すにらぼ

スニーカーマニアであり、100足以上の人気スニーカーを所持。累計1,000万PV超えのスニーカー比較研究サイト「すにらぼ」を運営。スニーカーを独自の観点で点数評価し、定期的なアンケートを行うことで客観的な情報も発信。

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VANS(バンズ)の定番のオールドスクールには、VANS公式のUSA企画と、ABCマートのDX(日本企画)の2種類があります。

見た目はほぼ同じなので、見分けがつきにくく、どういう違いがあるのかサイト上の表記などだけでは分かりません。

結論、こだわりがある人ならUSA企画の方でもいいと思いますが、オールドスクールDX(日本企画)の方が安くてクッション性も高いので、個人的にはオールドスクールDXの方をおすすめします。

この記事では、オールドスクールのUSA企画と日本企画を実際に履いたうえで、わかりやすく項目ごとに比較してみました。

項目オールドスクール
(USA)
オールドスクール
DX(日本)
おすすめな人USA企画という点にこだわりたい方価格や履き心地などを優先したい方
品番VN~始まる
VN000D3HY28
など
V36CL+
~始まる
価格8,800円7,150円
主な販売場所VANS公式
ABCマート
Amazon・楽天
ABCマート系
Amazon・楽天
デザイン※ほぼ同じ
ソールの色:白
サイドのライン:少し細い
※ほぼ同じ
ソールの色:青白い
サイドのライン:少し太い
シルエットつま先は平ら
履き口が丸い
つま先が
少し反り上がっている
履き口が細い
27.0cmサイズの
内寸サイズ
縦幅:26.6cm
横幅:9.4cm
縦幅:26.8cm
横幅:9.4cm
サイズ感※ほぼ同じ
縦幅:普通
横幅:普通
※ほぼ同じ
縦幅:普通
横幅:普通
クッション性2.7点/5.0点2.9点/5.0点
重量370g354g
耐久性2.7点/5.0点2.9点/5.0点
つま先の柔軟性4.0点/5.0点4.3点/5.0点
推進力1.3点/5.0点3.0点/5.0点
人気カラー1位
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本記事では、「規格」ではなく「企画」の方の漢字を使用しています。「企画」は、その地域の人に向けて考えられ、販売されている商品という意味なので、「(日本)企画」の方が自然と判断しています。

なぜオールドスクールにはUSA企画と日本企画の2種類があるのか

オールドスクールにUSA企画と日本企画があるのは、VANS本国のアメリカのラインとは別に、ABCマートが日本向けにVANSブランドの商品を企画・展開しているからです。

オールドスクール自体は、VANS公式の歴史にもある通り、1977年にVans #36、現在の「オールドスクール」として登場しました。

そして1991年に、日本ではABCマートがVANSの国内総代理店となり、1994年には、VANS商標を使って日本国内で商品開発する権利を得たことがABCマート公式の英語版の歴史に説明されています。

1991 >>・ITC concluded an agency contract with Vans, Inc. for exclusive sales rights of Vans brand products in
Japan.
1994 >>・ITC acquired the rights to use the VANS trademark in Japan to develop trademarkd products.

(日本語訳)1991年 >>・ITCは、Vans, Inc.と代理店契約を締結し、日本におけるVansブランド商品の独占販売権を取得。
1994年 >>・ITCは、日本でVANS商標を使用し、商標商品を開発する権利を取得

ABC-MARTの歴史 | エービーシー・マート

また、Vans, Inc.の2003年の年次報告書では、海外展開については国ごとの文化・経済・ビジネス条件に応じて販売方法を変えていると説明されています。

Internationally we vary our marketing and distribution approach on a country-by-country basis, taking into account the particular cultural, economic and business conditions present in each international market. We have direct sales operations in key European markets, including the U.K., France, and most recently, Germany; a licensing arrangement for Japan, Hong Kong, Taiwan and South Korea; and distribution agreements for approximately 36 other countries.

(日本語訳)国際展開において、当社は各国ごとにマーケティングおよび流通の方法を変えており、それぞれの国際市場に存在する文化的・経済的・ビジネス上の条件を考慮しています。当社は、英国、フランス、そして直近ではドイツを含む欧州の主要市場では直接販売体制を持っています。また、日本・香港・台湾・韓国ではライセンス契約を結んでおり、その他およそ36か国では販売代理店契約を結んでいます。

Vans, Inc. Form 10-K

つまり、オールドスクールには、VANS本国アメリカが展開する「USA企画」と、日本市場向けにABCマート側が企画・展開してきた「日本企画」があり、そのため同じオールドスクールでも2種類のラインが存在している、ということです。

その流れの中で販売されているのが、品番V36CL+のオールドスクールDXです。

個人的におすすめはオールドスクールDX(日本)モデル

色々比較した結果の結論ですが、個人的にはオールドスクールDX(日本企画)の方をおすすめします。

理由としては、DXモデルの方が価格が約1,650円安く、また、クッション性が高くて履き心地が良いからです。

もちろん、「USA製にこだわりがある」というような一部のVANS好きな方からすると、見てる観点が違うので何とも言えないのですが、一般的に機能性などの観点であればオールドスクールDXになると思います。

スケーター目線で見ると、USAモデルはDXよりもつま先が平らで、クッション性も少ないので、板を足裏で感じやすい作りとは言えるとは思います。

ただ、スケーターにもオーリー(ジャンプ)などのある程度の衝撃を支えるクッション性は必要なので、その面ではDXモデルも向いていると言えます。

また、本格的に滑るなら、スケート向けの「スケートオールドスクール」を選ぶ方が良いと思います。

なので、USAモデルがスケーター向きかと言われると、絶対そうとは言い切れるものでもありません。

VANSオールドスクールのUSAとDX(日本)の違いを解説

2種類の違いをひとつずつ見ていくと、見た目だけではわかりにくい細かな差がいくつかありました。

品番・価格・デザイン・履き心地などの項目ごとに、オールドスクールUSAとDXモデルの違いを紹介します。

品番:USAモデルはVN〜、DXモデルはV36CL+

一番正確な見分け方だと品番になると思います。

USA企画の方は品番がVNから始まります。たとえばブラックカラーなら「VN000D3HY28」、レッドカラーなら「VN0A4BV5JV6」みたいな感じです。

日本企画のDXモデルは「V36CL+」となっています。正式な品番かはわからないですが、ブラックカラーだと「V36CL+BLACK」、レッドカラーだと「V36CL+T.RED」みたいになっています。

デザインなどに関しては、並べてみると違いがわかるというレベルなので、確実に見分けたいなら品番を確認しましょう。

なお、商品タグの位置も違います。USAモデルはシュータンの裏についていますが、DXモデルはサイドの内側についています。

このタグの位置でもわかるので、実物が目の前にある場合はこのタグの位置でも分かると思います。

価格:DXのほうが1,650円安い

筆者がオールドスクールDXの方をおすすめしている理由の一つとして、DXモデルの方が安いというのが大きいです。

ABCマートの公式オンラインショップにはどちらのモデルも販売されているので価格の差はわかりやすいです。USAモデルは8,800円で、DXモデルは7,150円です。

見てわかるようにDXモデルの方が1,650円安いんですよね。

何か理由があるなら良いですが、単純に選ぶなら安い方を選びたいですよね。

主な販売場所:VANS公式サイトにはオールドスクールUSAのみ

ABCマートのオンラインショップには、オールドスクールUSAモデルとDXモデルどちらも販売されています。

しかし、VANS公式サイトにはUSAモデルのみで、DXモデルは販売されていません。

なので、DXモデルを買いたい方はABCマートで購入しましょう。

なお、DXモデルはABCマートが企画・販売していますが、ABCマートの店舗には置かれていない場合もあります。

けっこう大きめなグランドステージ店舗に行ってみましたが、置いていたのはUSA企画モデルのみで、DXモデルは無いようでした

ABCマートのVANSコーナー
USAモデルのみ

ちらっとABCマートの店員さんに聞いてみたら、DXモデルが置いてある店舗をいくつか教えてくださったので、店舗によって置かれている場合もあるみたいです。

ある店舗の方に聞くと、アメリカの倉庫からのやつ(USAモデル)しか置いてないということもおっしゃっていたので、やはり店舗によるのだと思います。

なので、ABCマートの店舗にDXモデルを買いに行くとしたら、電話で一言聞いたほうが確実だと思います。

それかDXモデルを買うなら、ABCマートのオンラインショップか、Amazon・楽天などネットで買うことをおすすめします。

デザイン:ほぼ同じだが、USAはソールが白、DXはソールが青白い

デザインは特に大きな違いはありません。DXの説明にもあるように、なるべくデザインは継承しているように思います。

パッと見ではほぼ同じです。

ただ、よく見ないとわからないレベルではありますが、いくつか違いがあります。

ソールの白さです。

USAモデルの方は普通の白に見えますが、DXモデルは少し青白く見えます

なんとなく青白いと作り物感が出るので、自然に近いのはUSAとは言えますが、どちらも白には違いはないです。

並べてみてようやく気づくぐらいの差なので、そこまでの印象差はないでしょう。

サイドのストライプは、USAモデルの方がほんの少しだけ細いです。

一応わかりにくいと思ったので、ストライプの太さを定規で測ってみたら、USAモデルは1.1mm、DXモデルは1.3mmでした。

ほんの0.2mmぐらいの太さの差ですが、並べてみると違いがわかります。

また、細かいところで言うと、USAモデルには縫い目の糸がストライプに二重にかかっています。

これもほぼ見た目で違いはわからないほどですね。

あとは靴裏のソールの色合いはUSAモデルは茶色っぽいですが、DXモデルはオレンジっぽくて少し色が明るいです。

個人的になんとなく茶色っぽいUSAの方が渋い感じがして好きです。

ただ、靴の裏を見る機会なんてほぼないので、デザインの差としてはあまり関係ないとは言えますね。

シルエット:少しだけDXモデルの方がつま先が反り上がっている

全体的なシルエットはほぼ同じなのですが、つま先の形状の点で言うと、USAモデルは平らなのですが、DX(日本)モデルの方は少し反り返っています

元々オールドスクールはスケーターにも利用されていたので、USAモデルはスケート板の感覚を掴みやすくするために平らになっているのかもしれません。

また、これは一番最初に気づいた部分でもあるのですが、履き口の形状が少し違います。

USAモデルは丸い形で、DX(日本)モデルはシュッとしており細いです。

サイズ感に関してはそこまで差はないのですが、履き口周りはDXモデルの方がフィット感があります。

内寸サイズ:27.0cmの内寸はDXのほうが縦に0.2cmだけ長い

オールドスクールのUSAモデルとDX(日本)モデルの同じ27.0cmサイズで専用の定規で内寸サイズを測りました。

まず、縦幅(つま先からかかと)の内寸は、USAモデルが26.6cm、DX(日本)モデルが26.8cmでした。

実際の数値の長さで見ると少しだけDXモデルの方が長いようです。

横幅(前足部の広い部分)は、どちら9.4cmでした。

よくUSAモデルの方が細いと言われることはありますが、実際の見た目でも細いとは思わないですし、数値上ではほぼ同じようです。

サイズについては、次の見出しの実際に履いたサイズ感もぜひ参考にしてください。

サイズ感:オールドスクールDXの方が小さい気もするがほぼ同じ

USAモデルとDX(日本)モデル、どちらも同じ27.0cmサイズで履いてみましたが、個人的にはサイズ感はほぼ同じだと思いました

かかとの指の入りはほぼ同じですし、横幅やつま先の圧迫感などもほぼ同じぐらいです。

靴紐の締め具合など、どちらも同じようにした状態で何回も履いてみましたが、気持ちDXモデルの方が少しつま先に圧迫感があるかなというぐらいで、評価を変えるほどの差はないと思いました。

「USAの方がスリム」というネットの情報も見ますが、実際に履くと自分はそうは感じませんでした。

なお、両足に別々のモデルを履いてサイズ感の違いを表している動画なども見ますが、人間の足は左右で違うので、同じ足でサイズを比べる方が正確だと思います。

【レビュー】VANSオールドスクールのサイズ感や履き心地・特徴を徹底解説
本記事は、VANS公式のUSA企画のモデルをレビューした内容です。ABCマートのDX(日本企画)モデルとの違いはこちらをご確認ください→関連記事:VANSオールドスクール(USA企画)とDX(日本企画)の違いや見分け方を解説結論、VANSオ…

クッション性:DXのほうが少しフカフカした履き心地

自分がDXモデルをおすすめする理由の大きい要素として、DX(日本)モデルの方がクッション性が高いというのがあります。

USAモデルはほんの少しやわらかさを感じる程度で、他のスニーカーよりもソールが薄く感じますし、スニーカー全体で見ると”やや悪いぐらい”に分類されると思います。

DXモデルは少しフカフカ感があり、USAモデルよりもクッション性が良いというのがわりとハッキリ差がわかります

ただ、DXモデルはクッション性が高いというわけではなく、スニーカー全体的に”普通”ぐらいになると思います。

なので、DXモデルが劇的にクッション性が良いわけではないのは知っておきましょう。あくまでUSAモデルと比較すると良いという感じです。

重量:DXのほうが16g軽いが実感できるほど差はない

オールドスクールUSAモデルの27.0cmの片足の重さは370gでした。

同じくDXモデルも27.0cmの片足を測ると354gでした。

数値で見るとDXモデルの方が16g軽いことになります。

なお、ABCマートの公式では、DXモデルは軽量化したと紹介されています。

個体差はあると思うので、本来はもう少し差があるのかもしれませんが、自分の所持しているものだとあくまで16g差でした。

履いた体感としては、そこまで明確な違いはないかなと思いました。

ただ、USAモデルより軽いというのは事実のようです。

耐久性:ほぼ同じとみていい

どちらも同じようなスエード調の素材で、作りもほぼ同じなので、耐久性に違いはほぼないと言っていいと思います。

なお、靴裏のアウトソールの硬度については、USAモデルが64.0度、DXモデルが67.0度でした。

少しの差ではありますが、何回測ってもDXモデルの方が少し硬度が高いようでした。

そのぶんDXモデルの方を少し耐久性を高く評価していますが、そこまで大きな違いはないと思います。

つま先の柔軟性:DXの方がやや曲がりやすい

つま先の柔軟性(曲がりやすさ)だと、どちらも評価は高い方ですが、どちらかというとDXの方が違和感なく曲がりやすいと思いました。

オールドスクールUSAは、一応違和感なく曲がります。深く曲げすぎると少し抵抗があるぐらいで、痛みなどもそこまでありません。

オールドスクールDXも違和感無く、思ったより曲がりやすいです。

どちらも他のスニーカーと比べて曲がりやすい部類には入りますが、DXの方がUSAよりも抵抗感が少ない分評価は高くしています。

なので、履き心地の評価としても少しDXの方が加点が少し大きいです。

推進力:DXの方が歩くときの推進力が高い

歩きやすさという観点で見ると、DXモデルの方がつま先が反り返っている分、蹴り出しがしやすく、足が前に出やすいです

USAモデルはほぼフラットに近い平らなので、推進力はほぼありません。

人気上位100足の中でもワースト5位には入るぐらいだと思います。

USAモデルはそもそもスケート用に生まれたようなものなので、使用用途の違いでもあると思います。

元々オールドスクールはスケーターにも利用されていたので、USAモデルはスケート板の感覚を掴みやすくするために平らになっているのかもしれませんね。

まとめ

オールドスクールUSAモデルとオールドスクールDXモデルは、見た目で判断するのはたぶん無理というぐらい同じデザインをしています。

また、実際に履かないとわからない違いがあると思いました。

たぶんクッション性の違いは気になっている人もいると思うので、ぜひ履き心地を重視したい方はDXモデルの方を購入してみてください

USA企画が好きという一部のVANS好きや、ファッションにこだわりがある方以外は、DXモデルを買うのが良いのかなと思います。

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