コンバースのCT70とは「Chuck Taylor(チャックテイラー)’70」の略称で、1970年頃のチャックテイラーつまりオールスターを復刻したスニーカーです。
CT70の主な魅力を3つ挙げると「国内で正式販売されていない希少性」「履き心地の良いクッション性」「ソールの色合いなどのビンテージ感」だと思います。
この記事では、CT70について詳しい当サイト「すにらぼ」が、CT70についての全知識をまとめてみました。
| 順位 | カラー名 | 購入リンク | 公式価格 | 品番 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ブラック![]() | 商品ページを見る | 19,800円 | 162058C |
| 1位 | ブラック![]() | 商品ページを見る | 20,800円 | 162050C |
| 2位 | パーチメント![]() | 商品ページを見る | 19,800円 | 162062C |
| 2位 | パーチメント![]() | 商品ページを見る | 20,800円 | 162053C |
| 3位 | ホワイト![]() | 商品ページを見る | 19,800円 | 162065C |
| 3位 | ホワイト![]() | 商品ページを見る | 20,800円 | 162056C |
コンバースCT70とは?
コンバースCT70がどんなスニーカーなのか、ピンときていない方もいるかもしれません。
ここでは、名前の意味や復刻された背景、チャックテイラーとの違いについて、わかりやすく解説します。
「CT70」とは「Chuck Taylor’70」の略称
CT70とは、「Chuck Taylor’70」の頭文字を省略した呼び方です。
「チャックテイラー」は正式名称「Chuck Taylor All Star」のことで、バスケットボール選手チャールズ・チャック・テイラー氏の名が由来です。

「CT70」の呼び方としては、「シーティーナナジュウ」と「シーティーセブンティ」の2つがあります。
個人的な感覚だと、日本人が発音しやすいからなのか「シーティーナナジュウ」と言ってる人の方が多い気がしています。
ちなみに「CT70」という呼び方はされていますが、海外では基本的に「Chuck 70」という商品名で販売されていることが多いです。

「Chuck 70」と「CT70」は表記が違うだけで商品自体は同じなので、混乱しないようにしましょう。
1960年代後期から1970年代初期のオールスターの復刻モデル
CT70=Chuck Taylor’70は、1970年頃のChuck Taylor(チャックテイラー)を再現して作られた復刻モデルです。
なお、より正確に言うと、再現された時代は1960年代後期から1970年代初期になります。
In 2013, Converse launched the Chuck Taylor All Star ’70, which featured a build similar to the All Stars used for basketball games built in the late 1960s and early 1970s.
日本語訳:2013年、コンバースは「チャックテイラー オールスター ’70」を発売しました。これは、1960年代後期から1970年代初頭にバスケットボールの試合で使われていたオールスターに近い作りを特徴としていました。
Chuck Taylor All-Stars – Wikipedia
CT70の特徴として、かかとの三つ星ヒールパッチがあります。

当時のオールスターは、かかとのヒールパッチのデザインが時代によって変わっており、1960年代は三つ星、1970年代に入ると一つ星へと切り替わっていきました。


なので、ヒールパッチが三つ星であるCT70は、1970年代に一つ星へ変わるその前の時代を再現しているとよく言われています。
1960~70年頃のオールスターはバスケットシューズとして完成度が高く、見た目も良かったので評価が高かったようです。
公式ページでも、その時代のオールスター(Chuck)は多くのトップ選手に広く履かれていたと記されています。
True to its name, the Chuck Taylor All Star was worn by basically every top basketball player pre-1965. These athletes included players competing on the world’s biggest stage in 1936, when Converse equipped the U.S. men’s basketball team with white Chucks featuring red and blue stripes on their foxing tape.
日本語訳:その名のとおり、チャックテイラー・オールスターは1965年より前には、事実上ほぼすべてのトップバスケットボール選手に履かれていました。そうした選手の中には、1936年に世界最大の舞台で戦った選手たちも含まれており、その際コンバースはフォクシングテープに赤と青のストライプが入った白い“チャックス”を米国男子代表チームに支給しました。
Converse – Design Your Own Chuck Taylor 70 Canvas – Hi – Your Choice
CT70はその1970年頃の見た目や作りを現代版としてアップデートして再現したモデルというわけです。
「CT70」と「チャックテイラー」の違いについて
よく、CT70のことを「チャックテイラー」と表現されていることもあります。
たしかに、CT70もチャックテイラーではあるので少しややこしいのですが、おそらく、日本人でスニーカーや古着が好きな人が言う「チャックテイラー」というスニーカーは、オリジナルのことを指していることが多いと思います。
オリジナルについては、さらば青春の光の森田さんが、アメトーークの古着大好き芸人やYouTubeなどで紹介しているのが有名だと思います。


CT70はオリジナルの1970年代の復刻版なので、オリジナルの「チャックテイラー」の商品としては別物になります。
ちなみに、オリジナルのチャックテイラーは数十万円するぐらい価値が高いです。
CT70のことをチャックテイラーと呼んでいると、「ん?」ってなることもあるかと思うので、オリジナルの存在は知っておいて損はないと思います。
コンバースCT70の主な3つの魅力!ファッション好きには絶対おすすめ
「結局CT70って何がいいの?」という方に向けて、特に人気の理由となっている魅力を、わかりやすく3つにまとめました。
国内で正式販売されておらず希少性が高くて人気
CT70が日本のコンバースと大きく違う点は、国内のコンバース(コンバースジャパン)では正式に販売されていないところです。
日本の一般的な店舗では基本的に取り扱いがなく、セレクトショップでもほとんど見かけません。(関連記事:CT70はどこで買える?)



そのため、街で見かける機会が少なく、履いているだけでちょっと特別感が出るのがCT70の魅力とも言えます。


CT70はファッションやスニーカーが好きな人からは特に人気があり、SNSのハッシュタグ数「#ct70」や動画の再生数もかなり多いです。
いわゆる「知る人ぞ知る」存在ですが、そういうのもあり、人気と希少性の両方を兼ね備えた一足だと思います。
日本のコンバースよりもクッション性が厚くて履き心地が良い
CT70が支持されている理由のひとつに、クッションの厚さと履き心地の良さがあります。
CT70のインソールは、かかと部分が二層構造になっており、踏み込んだときのやわらかさがあります。



筆者自身、国内のコンバースのスニーカーをいくつも購入して履き比べてきましたが、クッションの厚みはCT70が一番だと感じています。

あくまで個人的な体感ですが、“ローテクスニーカー”というカテゴリの中では、CT70は一番クッション性が高いのではないかと思っています。
ソールの色合いがオフホワイトでビンテージ感がある
見た目の違いでわかりやすいポイントのひとつが、ソールの色です。
CT70にはかかとに「三つ星」のヒールパッチが付いているのも特徴ではありますが、ビンテージらしさという意味では、ソールの色味もわかりやすいと思います。
CT70のソールは、あえて少し黄みがかったオフホワイトになっていて、ツヤもあります。

定番オールスターと比較するとよくわかると思います。

まっ白なソールよりも、少しだけくすみのある色にすることで、履いた瞬間からこなれた雰囲気になり、昔のコンバースらしい空気感がありますよね。
こうした1970年頃を再現したようなデザインもCT70が人気の理由の一つだと思います。
CT70と日本で販売されているコンバースとの違い
見た目は似ていますが、CT70と日本のコンバースは作りや履き心地が違います。
それぞれのモデルと比べて、どんな点が違うのかを順番に見ていきましょう。
定番オールスターとの違い
日本で最もよく見かけるコンバースといえば、定番オールスター(オールスターOX/HI)です。
CT70との違いはいくつかありますが、まず分かりやすいのが価格です。
定番オールスターは人気スニーカーの中でも価格が特に安く、ローカット・ハイカットどちらも6,490円(税込)です。

一方、CT70は約19,800円(※通販サイトRARETEMで購入した場合)と、およそ3倍ほどの価格差があります。
ただし、CT70の方がクッションが厚めで履き心地が良いというのはあると思います。
最近の定番オールスターはリニューアルされてクッション性が少し良くなりましたが、まだ最低限の快適さという感じで、CT70の方がクッション性は高く感じます。

また、ソールが少し黄みがかったオフホワイトで、わずかにツヤもあり、ビンテージ感があるのはCT70の方でしょう。
また、つま先のラインもやや細く、全体的にスッとしたシルエットに見えるのもCT70ですね。

定番オールスターは手に取りやすい価格と入手しやすさが魅力で、日常の定番スニーカーとしては万人におすすめできます。
一方で、服好き・スニーカー好きの間ではCT70を選ぶ人が多いとは思います。
オールスターレガシーとの違い
オールスターレガシーは、「日本版CT70」と言われることもあり、コンバースジャパンがCT70に寄せて作ったオールスターだと思います。
価格は約13,000円前後なので、CT70(約19,800円)より安いというのは魅力です。

ただ、実際に細かく比べてみると、生地の厚みや、ソールのツヤ感など、全体の雰囲気としてはCT70のほうがしっかりしているなと感じました。


Xでアンケートも実施してみましたが、ファッション好きの間ではCT70を好む声が多かったです。
また、クッション性に関しては、オールスターレガシーも他の国内のオールスターより良く作られてはいますが、個人的にはCT70のほうがわずかにクッション性が高いと思いました。

デザインなど全体的にCT70と似ているところも多いので、「CT70は価格的に手が出しづらい」という人には、オールスターレガシーは良いかなとは思います。
日本製「MADE IN JAPAN」との違い
日本のコンバースには「MADE IN JAPAN(メイド イン ジャパン)」という少し高めのシリーズがあり、価格は15,000円前後です。
価格帯だけを見るとCT70と近く、細身のシルエットややや黄みがかったアウトソールなど、見た目の雰囲気も似ているポイントも多いです。

ただ、クッション性に関しては大きな違いがあります。
メイドインジャパンのクッション性はかなり薄く、足裏に硬さを感じます。一方で、CT70は二層インソールのクッションがしっかりしており、履き心地は明確に差があるように思います。


また、素材についても、CT70の方が厚みがありハリのあるキャンバスで、メイドインジャパンはそれに比べるとやや薄いです。

選び方としては、履き心地重視ならCT70、日本製の品質や雰囲気を楽しみたいならメイドインジャパンといった選び方になると思います。
コンバースCT70の入手方法は現在2択のみ
CT70は国内未販売モデルのため、購入ルートは限られています。
今手に入れる方法は、以下の2つのみです。
通販サイト「RARETEM」で買う
CT70を最も手軽に手に入れる方法としては、通販サイトの「RARETEM」を使って購入することだと思います。

海外のコンバースを扱う通販の中では、おそらく一番認知度が高く、利用者も一番多いのではないでしょうか。
筆者自身、最初は「本当に届くのか?」「偽物ではないか?」と不安がありましたが、実際に注文したところ、しっかり正規品が届きました。


また、CT70の購入情報について、当サイトの問い合わせやXのDM経由でよく問い合わせをいただくことがあるのですが、「RARETEM」での悪い報告は今のところ聞いたことがありません。
そのため、通販で購入するなら「RARETEM」が最も安心して利用できるとは思っています。
韓国などの近場の国の現地で買って帰る
海外の旅行の予定があるなら、韓国や台湾などの近場の国で現地購入する方法もあります。
通販の「RARETEM」は手軽ですが、価格が高いと気になる場合は現地購入の方が”コスパ”は良いでしょう。
例えば韓国では、CT70のローカットの定価が95,000ウォン、ハイカットの定価が99,000ウォンなので、日本円にすると1万円ちょっとで購入できます(為替により変動あり)。

また、「海外で買ったCT70を日本に持ち帰っても大丈夫?」と心配される方も多いですが、税関職員の方に直接電話で確認したところ、「自分で履く用の購入であれば持ち帰れる可能性は非常に高い」という内容の回答でした。
旅行のついでに購入する分には安心して大丈夫です。
CT70を買う前に知っておきたいこと
CT70を購入する前に、知っておくと失敗しにくいポイントがあります。
ここでは、偽物の流通状況やサイズ感、人気カラーについて紹介します。
偽物が一時期かなり流通していた
CT70は、過去に偽物が多く出回っていた時期がありました。
個人的には、特に2021年前後はメルカリやAmazonなどで偽物が目立っていた気がします。

今でもフリマサイトやヤフオクなどを見ると、偽物が出品されているのをよく見かけます。
「RARETEM」は正規品が届くので安心して良いとは思いますが、その他のサイトやフリマアプリで購入する場合は、商品コードが正しいか、シュータンの裏のシリアルナンバーが左右で違うか、製造番号は左右で同じかなどをしっかり確認しましょう。
サイズは少し細めなので不安なら0.5cmアップ
CT70はやや細身のシルエットです。
特に足幅が広めの方は、普段より0.5cmアップを検討した方が安心かもしれません。
なお、筆者自身は、ナイキのエアフォース1やアディダスのスタンスミス、国内版の定番オールスターと同じサイズを履いています。



ただ、CT70を履いている感覚としては、「ちょうど良いけどギリギリこのサイズでも大丈夫かな」というぐらいです。
0.5cm程度であれば、靴紐の締め方で十分調整できる範囲ですし、キツいよりは、少し余裕がある方が失敗は少ないと思います。
人気の色は圧倒的に「ブラック」、次に「パーチメント」
CT70はカラー展開が豊富でどのカラーにするか迷うかもしれませんが、最も人気なのは圧倒的に「ブラック」です。


SNSでもよく見ますが、体感では8割ほどの人がブラックを選んでいる印象があります。
最初の一足として選ぶなら間違いのないカラーです。
すでにブラックを持っていて、2足目を考えている人におすすめなのが、2番目に人気の「パーチメント」です。

国内オールスターにはないカラーですし、やわらかく味のある色味でコーデにもよく合うのでおすすめです。
まとめ
コンバースCT70は、持っているだけで服好きな印象を感じさせるのが良いですよね。
一般の人から見るとオールスターとの違いは分かりにくいかもしれませんが、街中などで見ると分かる人には伝わるというのはあると思います。
また、国内のオールスターよりもクッション性が高く、履き心地が良いのも魅力です。
デザイン性だけでなく実用性も兼ね備えているので、スニーカー好きやファッションが好きな人には特におすすめの一足です。
















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