近年、SDGs(環境問題などの問題を解決する目標)の取り組みは世界中に広まっています。
アディダスやナイキなどの大手ブランドも、環境に配慮した素材などを使用しており、スニーカー界でもSDGsは注目されています。
今回紹介するのは、ヘンプ(麻)素材を靴に採用しているサステナブルシューズブランド「8000Kicks」(エイトサウザンツ キックス)のスニーカーです。
環境に配慮しているだけでなく、機能性や品質も兼ね備えているのがすごいと思いました。
数々の人気ブランドのスニーカーを所持している筆者が魅力を紹介するので、興味がある方はぜひ確認してみてください。
本記事は、株式会社サプリアル様より商品の提供を受けて紹介を行っています。
環境にやさしい”麻”を使用するシューズブランド「8000Kicks」
「8000Kicks」は、ヘンプ(麻)を主要素材として採用しているシューズブランドです。
麻は自然繊維のため、化学的な処理をしなくても成長します。
そのため、麻の栽培は土壌や地下水への汚染リスクを最小限に抑えることが可能です。
また、「8000Kicks」は高い技術を用いることで、防水性、快適性、耐久性など機能面でも優れたシューズを提供しています。
環境への配慮だけでなく、スニーカーの品質にもこだわっており、米国のクラウドファンディングにおいて6,200万円以上の資金の調達にも成功されています。
今回は、8000Kicksのブランドのなかでも人気の「Explorer V2.0」(ブラック&ホワイト)の商品を以下からレビューしていきます。
【開封】デザインなど細部まで丁寧に作り込まれている
「Explorer V2.0」の商品はしっかりした靴箱に入った状態で届きました。
箱を開けると丁寧に梱包されており、冊子が添えられていました。
冊子は開くと麻のロゴが飛び出すようになっており、小さなところまで工夫されているのがとても伝わってきます。
冊子には麻の重要性などが記載されています。
なぜ麻はそんなにクールなのでしょうか?
・農薬および除草剤不使用
・土壌を浄化します
・EDSは綿よりも水分が5倍少ない
・鋼鉄よりも強い
麻は自然からの最高の贈り物の一つであり、私たちは麻を再び選ばれる素材として復活させたいと考えています。それを実現する唯一の方法は、この地球上でこれまで見た中で最も環境に優しい最高の靴を作ることだと私たちは信じています。
当社のキックシューズは最高級の麻繊維で作られ、天然素材の加工において数十年の経験を持つ製粉業者によって加工されており、当社の靴の寿命と快適さ、そして持続可能性の点で優れていることが保証されています。ぜひ一緒に楽しんでください。
ベルナルドとオティリア (8000Kicks 創設者)
冊子のデザインや靴箱の内側、包装紙までオシャレにデザインされており、靴箱を開けただけで少しワクワクしました。
【レビュー】人気商品「Explorer V2.0」の魅力を解説
「Explorer V2.0」を、実際に履いたりすることでわかった魅力は以下の通りです。
弾力性のあるクッションで衝撃を吸収してくれる
まず履いて感じたのは、クッション性の高さです。
アウトソールはややかたさがありながらも、ほどよく弾力性があります。
足全体的にやわらかなクッションを感じ、足の着地時に衝撃を吸収してくれます。
ニューバランスで人気の「574」は、履き心地が良いと評判ですが、個人的には574よりもクッション性は高いと思いました。
なお、アウトソールには天然ゴムだけでなく、大量発生で悪影響を及ぼす「有害藻類ブルーム」の”藻”が10~20%使用されています。
環境への負荷を減らしつつ、本来の靴の良さを出してるのはとても理想的ですね。
シンプルなので日常履きやオフィスなどに利用しやすい
普段から利用することを考えると、シンプルなデザイン性はゆずれないところ。
「Explorer V2.0」には余分な装飾などは一切なく、シンプルにデザインされています。
シュータンには「8000Kicks」のロゴがデザインされており、表記などはオシャレにまとまっています。
カジュアルさだけでなく、オフィスでも履けそうな上品な落ち着き感もあるので、どんなシーンでも万能に履けそうです。
毎日何も考えずに気軽に履けることは、靴においては非常に大事な要素だと思います。
軽い(264g)ので長期間履いても疲れにくい
麻の素材が採用されているということもあり、とにかく軽いというのも「Explorer V2.0」の魅力です。
27cmサイズの重さを測ると、264gしかありませんでした。
スニーカーの重さは軽くても300g前後なので、これはとても軽いと言えます。
人気の定番スニーカーと比較してもその差は歴然です。
ブランド名 モデル名 | 片足の重さ (27cmサイズ) |
8000Kicks Explorer V2.0 | 264g |
ニューバランス CM996 | 300g |
ニューバランス ML574 | 313g |
バンズ オールドスクール | 354g |
アディダス スタンスミスABCマート版 | 357g |
コンバース キャンバスオールスターOX | 374g |
ナイキ エアマックス90 | 377g |
アディダス スーパースター | 398g |
ナイキ エアフォース1 | 440g |
軽いと言われているニューバランスのスニーカーよりも軽く、ランニングシューズ並の軽さです。
足へのストレスがかからないため、長期間履くこともできます。
麻は環境に良いだけでなく、このような魅力があるのも良いですね。
独自の撥水加工技術で防水性もある
ヘンプ(麻)繊維は、通常の繊維よりも少し水をはじく性質があります。
また、「8000Kicks」は麻に独自の撥水加工技術を施しているため、水をよりはじきやすくしています。
防水加工がされていることで、雨の水が浸透しにくくなり、汚れもつきにくくなります。
手入れの頻度が少なくても清潔に保てるので、管理が非常に楽ですね。
つま先の屈曲性もよい
麻の素材に少しかたい印象を持つ人もいるかもしれませんが、実際はとてもやわらかいです。
つま先の屈曲性も良く、曲げても足の指に不快感はありません。
足にストレスはかからなく、履き心地も普通に良いと思いました。
「Explorer V2.0」のはワンサイズ大きめを推奨
筆者の基本的なスニーカーの着用サイズは27cmで、一部サイズが小さいものは少し大きく履くこともあります。
「Explorer V2.0」だと28cmが最適になるでしょう。
ブランド名 モデル名 | 筆者の最適なサイズ |
ニューバランス CM996 | 27.0cm |
ニューバランス ML574 | 27.0cm |
バンズ オールドスクール | 27.0cm |
アディダス スタンスミスABCマート版 | 27.0cm |
コンバース キャンバスオールスターOX | 27.0cm |
ナイキ エアフォース1 | 27.0cm |
アディダス スーパースター | 27.5cm |
ナイキ エアマックス90 | 28.0cm |
8000Kicks Explorer V2.0 | 28.0cm |
「Explorer V2.0」のサイズを選択する時際、ブランドの担当の方に28cmを推奨していただいていたのですが、他のスニーカーと比較しやすくするために、あえて27cmを選ばさせていただきました。
すると、「Explorer V2.0」は少し小さく感じたので担当の方のおっしゃられた通り、ワンサイズ大きめの28cmが理想だと思いました。
以下から、筆者の足のサイズや27cmサイズを履いた感想などをもとに、サイズ感を詳しく紹介します。
「Explorer V2.0」の27cmサイズを履いたところ、横幅はほんの少しフィット感がある気がしました。
ただ、不快感があるというわけではありません。麻の素材でやわらかいため、適度に伸びてくれます。
縦幅は少し小さく感じました。スニーカーはかかとに人差し指が一本入るくらいが理想ですが、27cmだとかかと部分に隙間があまりできませんでした。
つま先の捨て寸も少しある方が良いのですが、ギリギリまで親指が達しているので、少し余裕を持たせた方が良いと思いました。
実際に縦幅の内寸サイズを測ると26cmでした。
他のスニーカーと比較すると、やはり少しフィット感を重視しているように感じました。
ブランド名 モデル名 | 縦幅の内寸サイズ (27cmサイズ) |
8000Kicks Explorer V2.0 | 26.0cm |
バンズ オールドスクール | 26.7cm |
ニューバランス CM996 | 26.8cm |
ニューバランス ML574 | 27.0cm |
アディダス スタンスミスABCマート版 | 27.0cm |
コンバース キャンバスオールスターOX | 27.2cm |
アディダス スーパースター | 27.2cm |
ナイキ エアフォース1 | 27.3cm |
ナイキ エアマックス90 | 27.3cm |
これらのことから、筆者としては、普段のスニーカーよりもワンサイズ上を選ぶのが最適だと思いました。
ただ、フィット感がある方が好きな方は、普段のスニーカーのサイズと同じでも良いと思います。
まとめ
「8000Kicks」の「Explorer V2.0」は環境にやさしい麻を使用したシューズで、弾力性のあるクッションと軽さが魅力です。
また、シンプルなデザインなので日常やオフィス使用にも適しており、独自の撥水加工で雨の日も履きやすいです。
スニーカーの快適さと環境への持続可能性を兼ね備えた新時代のシューズと言えるでしょう。
カラーは「ブラック&ホワイト」の他にも「ネイビーブルー」「ダークグリーン」「オールベージュ」など5色以上の展開があります。ぜひ公式サイトで確認してみてください。
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