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スニーカーの平均寿命は2年10ヶ月!男女300人に聞いた長く履く方法や捨て時も紹介

スニーカーの寿命は何年?男女300人に聞いた長く履く方法や捨て時も紹介選び方

スニーカーの寿命は、メンテナンスや履き方によって変わりますが、一般的な平均寿命は2年10ヶ月(約3年)です。

これは、当メディア「すにらぼ」が男女300名に実施した独自のアンケートからわかりました。

ただし、工夫をすればスニーカーの寿命を伸ばすこともできます。

筆者のおすすめは「防水・撥水スプレーを定期的にかける」ことです。

この記事では、アンケート結果の内容や、10年以上さまざまなスニーカーを履き続けている筆者の経験も含めて、スニーカーの寿命について解説します。

  • 調査人数:300名(男性150名・女性150名)
  • 調査期間:2023年10月
  • 調査年齢:10~70代

スニーカーの寿命は一般的に約3年

男女300名のアンケートの結果や、各公式のスニーカーブランドにて記載されている内容から、スニーカーの寿命は一般的に約3年と判断できます

なお、人気のスニーカーブランドの公式の記載をすべて確認してみましたが、スニーカーの寿命について記載しているのは、ニューバランスとアシックスのみでした。

その内容を以下から紹介していきます。

アンケート結果によれば2〜3年

男女300名に「ご自身の経験から、スニーカーの寿命はだいたい何年だと感じていますか? 」という独自アンケートを行いました。

その結果、1人あたりのスニーカーの平均寿命は2年10ヶ月となりました。

なお、回答は6ヶ月〜7年以上の間で6ヶ月単位の選択式です。結果は以下の通り。

項目票数割合
6ヶ月6票2.0%
1年40票13.3%
1年6ヶ月19票6.3%
2年68票22.7%
2年6ヶ月5票1.7%
3年92票30.7%
3年6ヶ月5票1.7%
4年10票3.3%
4年6ヶ月0票0.0%
5年38票12.7%
5年6ヶ月0票0.0%
6年3票1.0%
6年6ヶ月0票0.0%
7年以上14票4.7%
平均・合計300票100.0%

スニーカーの寿命は「3年」と回答している方が92票と最も多く、全体の30%を占めています

一方、「4年」や「5年」と感じる人もいますが、その数は急激に減少します。

特に、6年以上の寿命を感じる人は全体の約5.7%しかいませんでした。

この結果を総合すると、多くの人々がスニーカーの寿命を2〜3年程度と感じていると言えるでしょう。

1足のスニーカーを毎日履いた場合の平均寿命は1年8ヶ月

同じスニーカーを毎日履く人もいるため「1足のスニーカーを毎日履くと仮定した場合の寿命」も伺いました。

その結果、平均寿命は1年8ヶ月となり、一般的に感じられているスニーカーの寿命よりも1年以上短くなりました。

項目票数割合
6ヶ月43票14.3%
1年96票32.0%
1年6ヶ月43票14.3%
2年62票20.7%
2年6ヶ月8票2.7%
3年28票9.3%
3年6ヶ月3票1.0%
4年7票2.3%
4年6ヶ月0票0.0%
5年9票3.0%
5年6ヶ月0票0.0%
6年0票0.0%
6年6ヶ月0票0.0%
7年以上1票0.3%
平均・合計300票100.0%

通常の寿命についてのアンケートでは、「3年」が92票で最も多かったのに対し、毎日履くと仮定すると「1年」が96票で最も多い回答となりました。

さらに、5年以上の寿命を感じる票は10票しかなく、通常の寿命のアンケートの55票と比べて大きな差がありました。

この結果から、スニーカーの使用頻度が高い場合、寿命が早まることがわかります。

ニューバランス公式によるスニーカーの寿命は3〜5年

ニューバランス公式ページに、スニーカーの寿命は3〜5年という記載があります。

シューズの寿命
ポリウレタン素材についてシューズのミッドソールに使用する「ポリウレタン(PU)」素材はクッション性、耐磨耗性などに優れていますが使用期間、使用回数に関わらず空気中に含まれている湿気などの水分の存在によって素材に経時変化(加水分解)が生じ、使用に耐えないほど劣化・変質・破損していることがあります。ポリウレタン素材の寿命は製造から3年~5年が目安となります。

【NB公式】ニューバランス | シューズのお手入れNew Balance【公式通販】

ほぼ全てのスニーカーには、ソールにポリウレタン(PU)素材が使用されています。

そのため、加水分解による寿命は避けられません。

スニーカーの履く頻度や保存方法によって加水分解がすすむ早さは変わりますが、ニューバランスは3年~5年が目安としています。

アシックス公式によるスニーカーの寿命は3〜4年

アシックス公式によるシューズの寿命は3〜4年とされています。

購入から何年も経っていたら、ぜひ買い替えを。履いた回数・距離に関わらず、未使用でも3~4年経てばシューズの素材は劣化するものです。ソールが剥がれることもあります。もったいないからと、靴箱で寝かせすぎないように注意しましょう。

そのシューズ、まだ履ける?ランニングシューズの寿命と買い替え期 | ASICS Japan

アシックスは素材が劣化するためと記載しています。

こちらはおそらくニューバランスと同じ加水分解についての意味が含まれていると思います。

筆者は5年間以上履けているスニーカーもある

一般的にはスニーカーの寿命は3年となるのかもしれませんが、筆者が履いているスニーカーで5年以上経過してものもあります。

以下の画像は、2018年8月に購入したニューバランス「M1400NV(ネイビー)」です。

このスニーカーは、最初の2、3年はほぼ毎日のように履いており、最近は月2、3回くらいの頻度で履いています。

かかとの内側部分などは破れていますが、スニーカーとしての機能はまだ全然大丈夫なので一応は履けそうです。

このように、スニーカーの履き方だったり、手入れの仕方によって寿命を伸ばすことはできます。

以下からは、アンケートでも募集したスニーカーの寿命を伸ばす方法について紹介していきます。

スニーカーの寿命を延ばすためにしていること

男女300名に「スニーカーの寿命を延ばすためにしていること」を回答してもらいました。

その結果、「複数のスニーカーを交換しながら履く」という方法を最も多くの人が取っていることがわかりました。

項目票数
複数を交換しながら履く100票
汚れを定期的に落とす74票
日陰でよく乾かす60票
かかとを潰さない46票
保管場所の湿気対策をする38票
撥水・防水スプレーの使用35票
雨の日に履かない23票
かかとの裏をこすらない23票
特にしていない21票
その他19票
直射日光に当てない10票
中敷きを定期的に変える3票

回答には、「汚れを定期的に落とす」や「日陰でよく乾かす」といった、日常の手入れに関することも多いです。

その他には、「湿気対策」や「撥水・防水スプレーの使用」、「雨の日に履かない」といった水分からスニーカーを守る方法も重要とされていることがわかります。

以下からはそれぞれの方法について紹介していきます。

複数のスニーカーを交換しながら履く

スニーカーの寿命を延ばす方法で最も多かった回答は「複数のスニーカーを交換しながら履く」で、3人に1人がこの方法を取っていると答えました。

毎日履いてしまうと、履いた日についた汗などが湿気として蓄積します。

スニーカーの素材は湿気に敏感で、湿気が続くと劣化しやすくなります。

そのため、使用後はスニーカーを休ませて乾燥させることが大切です。以下実際の回答です。

■女性 51歳 専業主婦
毎日続けては履かない。履いた後は、炭などの乾燥剤を入れて保管する。

■男性 21歳 大学生
同じ靴をできるだけ連続して履かないこと。そのほかは特に意識していない。

■女性 24歳 専業主婦
毎日履かないようにする、雑に履かないようにする

■女性 49歳 事務職
毎日履かずに1日履いたら1日以上は休ませる。

■男性 26歳 サービス業
毎日連続は履かないようにしています。

■男性 32歳 事務職
できるだけ毎日履くのではなく、交換しながら履いている

スニーカーを交換しながら履くことで、未使用のスニーカーは自然に乾燥する時間が増えるため、内外部の湿気を効果的に防ぐことができます。

スニーカーの一人当たりの平均所持数は3.5足というアンケートも出ているので、常時履けるスニーカーを3足は持っておくのが理想です。

複数のスニーカーを持つことでコーデの幅も広がりますし、一足のスニーカーを長持ちさせることができるのでおすすめです。

スニーカーのおすすめを知りたい方は、当メディアの100点満点で採点したスニーカーの記事を参考にしてみてください。

汚れを定期的に落とす

汚れが定着するのを防ぐために、目立つ汚れは定期的に落とすこともおすすめします。

汚れを放置してしまうと、落ちにくくなったり、染みになったりする可能性があります。

アンケートでは「汚れを放置しない」と回答する方が多数いました。

■女性 26歳 事務職
汚れたら早めに綺麗にしたり、履いて帰ってきた後は脱臭と除湿効果のある物を入れています。

■女性 26歳 専業主婦
激しく動くことがわかっている日は運動用の汚れてもいい靴を履きます。また、長持ちさせたいスニーカーは履いた後に汚れていたら拭いておくなど、汚れを定着させないようにしています。

■女性 36歳 専業主婦
定期的な洗濯で清潔を保つことと、毎日同じ靴ではなく適度にローテーションを組んで、靴を休ませる日を作ることだと思います。

■男性 35歳 事務職
こまめに汚れを落としているだけです。

■男性 35歳 販売職
週に一回は洗って天日干しをしてます。保管場所も湿気対策をしてます。

■男性 33歳 専業主夫
定期的に洗うくらいで、特に工夫していることはない

コンバースなどのキャンバス(布)素材の場合、染みになりやすいので、汚れがついたらすぐにオキシクリーンなどで水洗いすると良いでしょう。

スウェード素材などは水でガッツリ洗うと毛が抜けたりする場合もあるので、タオルに水をつけて部分的に拭くことをおすすめします。

スニーカーに水を使用したら日陰で干すことも忘れないようにしましょう。

日陰でよく乾かす

スニーカーを洗ったり、雨や水たまりなどでスニーカーが濡れた場合、しっかりと乾燥させることが大切です。

複数のスニーカーを交換しながら履く」という項目でも触れましたが、湿気が残るとスニーカーの素材が劣化する原因となります。

アンケートでも「湿気をしっかりと取り除くようにしている」と回答した方が多数いました。

■男性 35歳 サービス業
雨などで濡れた場合は陰干しを1日して翌日は履かないようにしている。

■女性 49歳 専業主婦
悪天候には履いて出ないこと。少しでも湿気たと思ったらしっかり乾かしてからしまうこと。でも直射日光に長期に当てないこと。

■女性 53歳 専業主婦
履いたあとは数日、風通しのいい場所に置いておき湿気などがなくなったら下駄箱しまうようにしています。

■男性 67歳 専業主夫
特に夏場き履いた後には除菌スプレーをして日陰干し後に靴箱に戻しています。

■男性 65歳 専業主夫
保管場所は靴箱の中だが常に除湿剤を置いてある。また、適当な時期に水洗いして、汚れが定着するのを防いでいる。

湿気対策として、除湿剤を使用したり、風通しの良い場所でスニーカーを置く方も多いようです。

なお、乾かす時には直射日光を避けて日陰で干しましょう

直射日光に長時間さらされると、スニーカーの色が褪せたり、素材が劣化する可能性があります。

例として、筆者が5年以上履いたネイビーカラーのスニーカーは、かなり色落ちしています。

ネイビーがブラックになってますよね。

集中して日光が当たり続けると部分的に色落ちすることもあるので、そのようなことを避けたい場合は日陰で干すのが無難です。

かかとを潰さずに履く・歩く

スニーカーのかかとを踏んで履くと、形状が変形しやすくなってしまい、履き心地が悪くなる可能性が高まります。

また、素材の劣化や破損が早まる可能性もあるでしょう。

このような懸念を持つ人たちの声もありました。

■男性 37歳 生産工程職
かかとを踏まないように気をつけてます。

■男性 35歳 事務職
メンテナンスや保存場所には特に気を使わない。踵は踏まないように履いている。

■女性 19歳 大学生
カカトの部分を潰して履かない。靴べらを使う。

■女性 25歳 事務職
絶対に踵を潰さない

■男性 60歳 生産工程職
かかとを踏んで履かない、歩かない。雨日は防水スプレーをかける。水を含んだ時は新聞紙を靴に入れて水気をとる。

実際、スニーカーのかかと部分は、その形状や強度が歩行時のサポートや安定性に大きく影響します。

例えば、履き心地を重視して設計されたニューバランス574のかかとは、他の多くのスニーカーよりもしっかりとした作りになっています。

かかとを踏んで履くことで、その機能が低下し、長期的には足への負担や不快感が増してくるようになります。

スニーカーを長持ちさせ、快適に履き続けたいならば、かかとを踏む癖はなるべくならやめるべきです。

保管場所の湿気対策をする

スニーカーの保管場所に、適切な湿気対策を取ることも大切です。

なるべく乾燥させたいので、通気性の良い場所に置いたり、乾燥剤を置いたりするとよいでしょう。

■男性 44歳 事務職
光にあてると劣化が早まると聞いたので、暗所に保存。また、乾燥剤を使って湿気を防いでいる。

■男性 18歳 大学生
風通しのいい場所に置くようにしている

■女性 38歳 販売職
汚れがついたらすぐにクリーナーでふいたりする。暗所で乾燥剤を置いて保管する

■男性 32歳 事務職
保存場所で除湿剤を使用しています。湿気が多い場所にはなるべく置かないようにしています。

■女性 41歳 専業主婦・主夫
湿気のない下駄箱の上段に収納し、使ったら汗が乾くように日光に当てて乾かしてから室内に入れます。

スニーカーは靴箱に収納する方が多いかもしれませんが、通気性が悪いと湿気がこもりやすくなります。

そのため、玄関などで十分に乾燥させた後に収納した方が効果的です。

ただ、ホコリなどから保護したい場合は、すぐに靴箱に入れて保管するのも良いでしょう。

撥水・防水スプレーをかける(筆者のおすすめ)

筆者がスニーカーのケアで最もおすすめしたいのが、スニーカーに撥水・防水スプレーをかけることです。

スニーカーの寿命を延ばす手段として、一番効果的かつ手っ取り早いと思っています。

撥水・防水スプレーは、水をはじくだけでなく、泥やホコリ、草地の緑色の汚れなどからも守ってくれます

なので、雨の日だけでなく、定期的にスプレーを使用することをおすすめします。

アンケートでは「履く前にスプレーを必ずする」と回答する人もいました。

■女性 45歳 事務職
スニーカーを履く前に防水スプレーを使ったり、乾燥剤などで湿気対策をするようにしています。

■女性 25歳 事務職
雨用のスプレーをかけたり、定期的に汚れを落としている

■男性 55歳 事務職
こまめに洗う。ブラシで中性洗剤をつけ、お湯で洗い、陰干しし、防水スプレーをたっぷりかける。

■女性 40歳 専業主婦
防水スプレーをかけ、よごれはこまめに落とすようにしています。

■女性 28歳 専門・技術職
防水スプレーを入念にふったり、汚れは磨いて落としたりしている。

筆者の経験上、撥水防水スプレーは2〜3週間にかけて効果が徐々に落ちていく印象があります。

なので、最低でも1ヶ月に1回は使用するのが良いと思います。

ただ、よりスニーカーを大事にしたい方は2、3日に1回の頻度で使用しても良いと思います。その方がより効果が期待できるはずです。

なお、筆者が特におすすめするスプレーは「MARQUEE PLAYER(マーキープレイヤー)です。

MARQUEE PLAYER(マーキープレイヤー)」は、スニーカー用の撥水スプレーおそらく一番有名です。

防水スプレーだと水の侵入を完全に防ぐ一方、通気性も無くなるので足が蒸れます。

しかし、マーキープレイヤーはあえて水をはじく撥水スプレーにすることで、スニーカーの通気性も活かすことができています

水や泥の汚れへの撥水効果も高いですし、コレ一本で色んな素材に使用することもできます。

なので、スニーカーの撥水スプレーで何を買ってよいか迷うなら、とりあえず「マーキープレイヤー」をまずはおすすめします。

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雨の日に履かない

撥水スプレーなどで汚れを防止するのも一つの方法ですが、特に大事にしたいスニーカーは、そもそも雨の日には履かないという選択肢もあります

スニーカーの主な素材には、繊維や合成素材、レザーなどがあげられます。

これらの素材は、繰り返し水に濡れることで劣化が進みやすくなります

特に繊維は水分を吸収しやすく、その結果、素材の強度が低下します。

このようなことから「雨の日に履かない」という声が多く見られました。

■女性 49歳 専業主婦
悪天候には履いて出ないこと。少しでも湿気たと思ったらしっかり乾かしてからしまうこと。でも直射日光に長期に当てないこと。

■男性 22歳 大学生
できるだけ雨の日には履かないようにしている

■男性 39歳 事務職
雨の日は古いスニーカーを履くようにしています。

■男性 46歳 専門・技術職
雨の日はレインブーツを履いて、スニーカーは履かない。同じスニーカーを毎日履かない。3足をローテーションする。

■男性 68歳 輸送・機械運転職
なるべく雨の日には使用しないで、乾いた状態で使用して、土の上などは使用しないようにしているのが良いと思います。

スニーカーのソールによく使用されているポリウレタンは、水や湿気によって分解されます。

そのため、水に濡れたら、通気性のよいところで乾燥させるというのは非常に有効です。

また、雨の日には、水に濡れても大丈夫な靴や、古いスニーカーを履くという対策している方もいました。

愛用のスニーカーを長持ちさせたい場合には、悪天候の日は別の靴を履くことをおすすめします。

回答では、水に濡れたらしっかり乾かすという内容があります。

スニーカーの捨て時はいつ?

アンケートでは「スニーカーの捨て時のタイミング」についても聞きました。

最も多かった回答は「靴底がすり減った時」というものでした。

項目票数
靴底がすり減った時204票
傷などで生地が劣化した時96票
洗っても汚れが落ちない時54票
水が染みてきた時31票
ソールが滑りだした時23票
その他18票
生地が色あせた時17票
臭いが取れなくなった時15票
中敷きが劣化した時12票
履き心地が悪くなった時8票
かかとが潰れてきた時7票
靴紐が汚れた時5票
内側のかかとが破れた時3票
新品を買った時4票

「傷などで生地が劣化した時」や「洗っても汚れが落ちない時」といった外観や清潔感に関する要因も捨て時の判断基準となっています。

また、「水が染みてきたら」や「滑りやすくなった」といった、機能性の低下も捨て時の判断材料とされています。

以下からひとつずつ解説していきます。

靴底がすり減った時

スニーカーの捨て時で最も多かった回答は「靴底がすり減った時」で、3人に2人が回答をしていました。

靴底のアウトソールは地面と直接接触する部分なので、寿命を判断するうえで最も気になるポイントになると思います。

■女性 42歳 専業主婦
生地が擦り切れてしまったり、靴底が自分の歩く癖の形にすり減ってきたら買い替える

■男性 66歳 サービス業
靴底がすり減ってしまたり、両サイドがへたってしまったと感じたら捨て時と判断します。

■男性 60歳 専業主夫
靴底のゴムがすり減って溝がなくなったり、表面の生地に穴が開いたり、かかと部分がつぶれてしまったとき

■女性 45歳 事務職
クッション性がなく履き心地が悪い、全体的に色落ちしていたりソールが削れてしまっているなど。

■女性 28歳 専業主婦
底がすり減り、穴が空きそうになるまで。また、汚くなったり、匂いが気になり始めたら変える。

かかとの擦り減り具合といっても、穴が空くまで、溝がなくなるまでなど、判断基準は人それぞれのようです。

筆者の意見としては、ソールの一番外側の素材が破れ、中の素材が見えていたら替えた方がいいと思っています。

破れた箇所から水が侵入しやすくなり、雨の日にスニーカーの中に水が染み込む」ともう遅いです。

その前に替えた方が後悔しないと思います。

なお、かかとの消耗を減らすために歩き方を変えるのはおすすめしません

厚生労働省から正しい歩き方のフォームが紹介されています。

歩く時のポイント(PDF)|厚生労働省

変に意識すると、靴擦れや巻き爪の原因になり、足に過度な負荷がかかります。

スニーカーの消耗よりも、他のストレスがかかるリスクが高いので、かかとから着地して自然に歩くことを推奨します。

傷などで生地が劣化した時

スニーカーの見た目が悪くなってきたと感じたら捨てる、という回答もありました。

スニーカーはファッションアイテムとしても人気があるため、見た目を気にしている方が多いのもわかります。

■女性 36歳 専業主婦・主夫
部分的に破けてきたときや、見た感じボロボロに見えてなんかが入っていそうにみえるようになったら

■男性 20歳 大学生
穴があいてきたり、靴の表面が擦れすぎてどうしようもなくなった時。

■女性 37歳 事務職
禿げてきたり、擦り減ったりして、元のスニーカーとしての原型が無くなってきてしまったら。あと、白いスニーカーだと、色があまりにも変わってしまったら。

■男性 48歳 サービス業
外側が破れた、亀裂が入ったなど見てわかるダメージがある。靴底が減って履いていて足の裏に違和感がある

■男性 49歳 事務職
スニーカー表面のキズや破れ等が目立つようになったり、洗っても汚れが落ちなくなったら捨て時と判断します。

周りから見て印象が悪いと思われそうな場合や、痛んできたのが分かる場合は捨てることが多いようです。

判断基準は個人によって異なると思いますが、少なくとも筆者は、穴が開きそうであれば新品を検討した方がいいと思います。

穴が開いてしまうと、見た目の問題だけでなく、水や砂などが入り込むリスクも高まります。

できればその前には、新しいスニーカーを用意しておきたいですね。

洗っても汚れが落ちない時

汚れが蓄積してくると、洗っても汚れが完全に落ちなくなる時がきます。

目立つ汚れや染みがあると見た目も悪く見えてしまいますよね。

スニーカーを捨てる判断基準として、汚れの落ち具合を挙げる方も多いようです。

■女性 43歳 事務職
クリーニングに出しても汚れが落ちないのと、ひび割れみたいな感じで見た目に現れてきた時はもうこれ以上は履けないなと思う。

■男性 35歳 販売職
生地がよれて形状が崩れた時と、汚れが非常に目立ち洗っても汚れが取れない時です。

■女性 28歳 専門・技術職
裏のゴムがすり減ったり踵が明らかにすり減った時。汚れが洗っても落ちなくなってきた時。

■女性 31歳 専業主婦
クリーナーで拭いても汚れが落ちなくなったり踵が潰れてきた場合。

■男性 22歳 大学生
汚れが落ちないことやそこの部分が擦れてツルツルになっているところで判断する

大きな汚れほど、時間が経つと落ちにくくなるので、なるべく気づいた時点で洗うのが理想です。

ただ、そんなに気を使っていられない人も多いと思うので、最善は「防水・撥水スプレーをかける」ことだと思っています。

汚れが付きにくくなり、長持ちさせることができますよ。

水が染みてきた時

素材の消耗的に、「靴底がすり減った時」「傷などで生地が劣化した時」という回答もありましたが、捨てる判断基準を「水が染みてきた時」という方もいました。

雨の日など、足がびしょびしょになるのはとても不快ですよね。

■女性 46歳 サービス業
ソールにヒビが入ったりスニーカー本体に穴が開いて雨水が染みて不快感が出た時

■男性 32歳 輸送 ・機械運転職
靴底がすり減ってきてた時。雨水が浸水するようになって履けたようなもんではない。

■男性 52歳 専業主婦・主夫
スニーカーに穴や破れが出て、雨の日に水がしみ込んできたり、見た目がボロボロになってきたときに捨てます。

■女性 48歳 事務職
かかとや底面の擦り減り、穴開きが現れ雨が降った時に中まで染み込んできた時

■女性 45歳 専業主婦・主夫
底や側面に隙間や穴が空いて、雨の日に中に水が入り込むようになった時

少し破けただけならまだ履くことはできますが、さすがに水が染みてくるのは不快に感じる方も多いです。

スニーカーの表面ならまだしも、靴底から水が染みる場合は完全に破れている証拠です。

靴の役目を果たしていないので、必ず新しいのを購入しましょう。

ソールが滑りだした時

スニーカーを捨てるタイミングの回答では「靴底がすり減った時」が多かったですが、もう少し消耗が進んで「ソールが滑りだした時」という回答もありました。

ソールが滑ってしまうと危険なので、新しいものに替えることを考えるのは自然だと思います。

■男性 54歳 事務職
そこが擦れてきてツルツルになり、履いていて滑りそうになったり転倒しそうになったとき。

■女性 23歳 サービス業
縫い目がほつれてきたり、スニーカーの裏が平坦に近い状態になって滑るようになったことが寿命だと判断します。

■女性 27歳 専門・技術職
裏を見て、凹凸が少なくなっていたり、滑りやすくなっていたりした時

■男性 27歳 専門・技術職
裏が擦り切れて歩くとすべって危ないと思ったときに捨てようと思います。

■男性 30歳 事務職
滑り止めのゴムが雨で滑るようになってきたら、新しいものを購入するようにしている

スニーカーは本来、かかと部分のソールから溝が無くなっていきますが、く履いているとソール全体がツルツルになります

この状態になると、滑る危険性が高まってきます。

外見の汚れは何とかしてキレイにできるかもしれませんが、靴底のソールの消耗はどうすることもできません。

おそらく、長く丁寧に使用したスニーカーだからこそ訪れるタイミングだと思います。

長く大切に履いてきたスニーカーだと思いますが、安全を第一に考え、筆者的には次のスニーカーの購入をおすすめします。

生地が色あせた時

スニーカーは、使用しているうちに生地の色があせてくることがあります。

その色あせ具合をもとに、捨て時や買い替えのタイミングを判断する人もいます。

■女性 57歳 専業主婦・主夫
白系を買うことが多いので、どうしても色あせて全体的にくすんだ感じになった時

■男性 39歳 生産工程職
色味が古くなってきたら買い替えの時期だと感じます。もちろん傷や破損も交換する目安となります。

■男性 53歳 サービス業
色落ちや汚れががひどくなったり、底の摩耗や表面の傷が目立ってきたら。

■女性 27歳 専業主婦・主夫
購入した時の色が変化したり、靴に穴や擦れがでてきて歩きづらくなった時です。

■女性 25歳 事務職
もともとの色と比べてくすんできた時。パッと見汚く見えるようなら捨てます。

太陽光や時間の経過により、スニーカーの色は徐々にあせてきます。

この色あせが、ある人にとっては味わい深く感じられる一方で、別の人には気になるポイントとなるでしょう。

スニーカーを履いている時に太陽光を避けるのは無理ですが、直射日光を避けて保管することで色あせを最小限に抑えることができます

臭いが取れなくなった時

スニーカーの臭いが取れなくなったら、というのも替え時のサインの一つになります。

■女性 57歳 専業主婦・主夫
靴の中が臭ってきて洗ってもなかなか臭いがとれないときや、外側が破れ雨がしみたり、底のすり減りで判断しています

■男性 41歳 専門・技術職
クロスで拭いても汚れが目立つようになった時と、匂いが取れずに臭くなった場合

■女性 42歳 サービス業
汚れがひどくなってきたら捨て時だと思います。あと、靴の臭いが洗っても取れなくなったら捨てます。

■女性 59歳 販売職
つま先に水が染みるようになった時や、臭いが取れない時、白いものは汚れた時

■女性 44歳 事務職
破れたり臭くなったりしてきたらそろそろなのではないかと思っています。雨などにはいたりしたらダメかなと思います

臭いに関しては、消臭シートを使用したり重曹をふりかけたりすることで解決する可能性もあります。

もしそれでも臭いが取れなくなったら捨てることを検討してもよいでしょう。

まとめ

スニーカーの寿命はさまざまな要因によって大きく変わります。

一般的には約3年とされていますが、毎日の使用では1年8ヶ月ほどとなり、適切なケアを施すことで5年以上持たせることも可能です。

筆者の経験から言うと、寿命を延ばすための最も効果的な方法は、「防水・撥水スプレーの使用」です。

雨水や汚れからスニーカーを保護することができ、長く快適に履き続けるための手段としては欠かせないアイテムだと思います。

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