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【履いて検証】VANSスリッポンのサイズ感や履き心地を比較しながら解説

【履いて検証】VANSスリッポンのサイズ感や履き心地を比較しながら解説 バンズ
この記事の監修者
すにらぼ

スニーカーマニアであり、100足以上の人気スニーカーを所持。累計900万PV超えのスニーカー比較研究サイト「すにらぼ」を運営。スニーカーを独自の観点で点数評価し、定期的なアンケートを行うことで客観的な情報も発信。

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VANSのスリッポンのサイズ感は縦横ともに標準的ですが、縦は少し短め、横は少し広め寄りです。

>>他のスニーカーのサイズはこちら

他のバンズのスニーカーとサイズ感はほぼ同じで、コンバースのオールスターにも近いと思いました。

スリッポンは靴紐がない分、少しかかとのフィット感がある方が扱いやすいと思います。

この記事では、バンズのスリッポンのサイズ感や、実測値と体感から総合評価とおすすめできる人なども整理してみました。

良い点悪い点
・履いている時に靴紐がほどける心配がない
・ほぼ手を使わずに脱ぎ履きできるのでラク
・靴紐がないというのもあるが、デザインがとにかくシンプル
・定番スニーカーの中だとほぼ最安ぐらいの価格の安さ
・靴紐がないのでスニーカーとしてのデザインは好みが分かれる
バンズのスリッポンがおすすめな人
  • スニーカーの脱ぎ履きをラクにしたい
  • スリッポンのスニーカーを試してみたい
  • 1万円以下で買える定番スニーカーを探している
  • クッション性は最優先ではなく普通の履き心地でOK
バンズスリッポンの
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バンズスリッポンの内寸測定と履いたサイズ感

バンズのスリッポンについて、27.0cmの内寸(縦・横)を実際に測定しました。

あわせて、筆者が履いて確かめた体感のサイズ感も紹介します。

筆者の足のサイズ

サイズ感の参考として、筆者の足のサイズはこちらです。

筆者の足のサイズ
  • 足長:25.6cm(足のかかとからつま先までの長さ)
    ※男性平均値「24.3cm」
  • 足囲:24.9cm(足幅の一周の長さ)
    ※男性平均値「24.8cm」
  • 靴幅:E、もしくはEE(足長、足囲からA~Fで判定されるもの)
    ※男女の平均値「EE」

※足のサイズは夜の21~23時頃に計測しています。
>>足のサイズの測り方を確認する

27.0cmサイズ縦幅の内寸「26.7cm」、サイズ感は普通

バンズのスリッポンの27.0cmの縦幅の内寸を測ると、26.7cmでした。

他の27.0cm表記のスニーカーと比べると、数値としては少し短めです。

実際に履いて確かめると、かかとに人差し指は入りますが、指を入れるときは少しきつめです。

この感覚からすると、サイズ感はやや短め寄りではありますが、普通の範囲内に収まっています。

個人的には、靴紐のないスリッポンということもあり、ややフィット感があるくらいがちょうどよく、靴紐で調整ができない点を考えても自分の足には合っているサイズだと感じました。

スリッポンの靴なので、縦幅は少しフィット感があるくらいがちょうど良いとは思っています。

27.0cmサイズ横幅の内寸「9.2cm」、サイズ感はやや大きい

バンズのスリッポン(27.0cm)の横幅の内寸は9.2cmです。

数値としてはほぼ平均的ですが、同じサイズ表記のスニーカーと比べるとわずかに短いです。

ただ、実際に履くと、横幅のきつさはあまり感じませんでした

大きく余っているわけでもなく、ちょうどいい履き心地で履けています。

靴の中で足が大きくずれるほどではなく、適度なフィット感もあるため、個人的にはこのサイズがちょうどいいと感じました。

そのため、27.0cmが自分にとってはベストなサイズです。

補足:スリッポンは少しフィット感があるサイズが履きやすい

スリッポンは靴紐がないため、サイズを緩めたり締めたりといった調整ができません

そのため、大きめのサイズを買うとかかとが浮いて脱げやすくなることがあります。

個人的には、少しフィット感があるくらいのサイズ感のほうが、スリッポンは扱いやすいと感じています。

スリッポンには側面あたりにゴムの部分があるので、良い感じに足にフィットします。

なので、何も考えずに「0.5cmアップしよう」と決めるのではなく、脱げやすさも含めて一度考えた方が後悔はしないと思います。

バンズスリッポンのサイズ感を他のスニーカーと比べる

バンズのスリッポンのサイズ感を、他の人気スニーカーと比べてみました。

普段履いているスニーカーがある人は、購入時のサイズ選びの目安にしてみてください。

バンズスリッポンとバンズオールドスクールのサイズ感を比較

バンズのスリッポンとオールドスクールは、サイズ感はほぼ同じでした。

違いは靴紐があるかないかくらいで、見た目のデザインも似ているので同じ型で作ったのかなと思うくらいです。

ただ、細かく言うとスリッポンのほうがほんの少しだけ細めに感じました。

靴紐で調整できない分、フィット感が出るようにしたのかもしれません

とはいえ大きな差はないので、基本的にはオールドスクールと同じサイズ選びで間違いないです。

バンズスリッポンとバンズオーセンティックのサイズ感を比較

バンズのスリッポンとオーセンティックは、サイズ感はほぼ同じでした。

オールドスクールとも近いサイズ感だったので、スリッポンも同じような感覚で履けます。

ただ、かなり細かく言うとオーセンティックのほうがかかとが少しせまく、横幅はわずかに広く感じました。とはいえ、本当にごくわずかな差です。

なので、オーセンティックを所持したことがある方は同じサイズを選びましょう。

バンズスリッポンとナイキエアフォース1のサイズ感を比較

バンズのスリッポンとナイキのエアフォース1を比べると、横幅はエアフォース1のほうが広めに感じました

特に足の中央あたりの中足部はエアフォース1のほうがゆとりがあります。

かかとも指が入りやすいので、全体としてエアフォース1のほうが余裕がある作りだと思います。

ただし、サイズを変えるほど大きく違うわけではありません。筆者はどちらも同じサイズで履いています。

ただ、エアフォース1を履いて横幅がキツく感じる場合は、バンズのスリッポンはさらにキツく感じる可能性があるので、0.5cm上げた方が良いかもしれません。

バンズスリッポンとナイキダンクのサイズ感を比較

ナイキのダンクとバンズのスリッポンは、見た目だとダンクのほうが少し横に広そうにも見えますが、実際に履いてみると横幅の差はほとんど感じませんでした

横幅の締め付け感は近く、どちらもきつすぎず、程よい感じです。

縦の長さ(かかとのスペース)はダンクのほうが少しだけゆとりがあると思いました。

サイズ選びは基本的に横幅を基準に考えるべきなので、個人的にはどちらも同じサイズをおすすめします。

バンズスリッポンとアディダススタンスミスのサイズ感を比較

バンズのスリッポンとアディダスのスタンスミスはシルエットが似ていますが、履き比べると足の側面に当たる感覚はスタンスミスの方が少し強く、スタンスミスのほうが横幅は少し細いです。

縦に関しては、スタンスミスの方がかかとに余裕が出やすいので、縦のサイズ感としてはスタンスミスのほうが少し大きめです。

とはいえ横幅の差は大きくないので、個人的にはどちらも同じサイズで選んで問題ないと思います。

バンズスリッポンとアディダスサンバのサイズ感を比較

バンズのスリッポンとアディダスのサンバも、スタンスミスと同じように見た目のシルエットは近いですが、実際に履くとサンバのが横幅は細めに感じました

サンバは少し締め付け感があり、スリッポンはそこまで締め付けはありません。

縦の長さ(かかとのスペース)は、どちらも指がほとんど入らない程度で、ほぼ同じ感じです。

サイズ選びはサンバのほうが少し細めではありますが、個人的にはどちらも同じサイズで履いた方が失敗が少ない場合は多いと思います

バンズスリッポンとコンバースオールスターのサイズ感を比較

バンズのスリッポンとコンバースのオールスターは、バンズ以外の定番スニーカーの中ではサイズ感が最も近いと感じました。

細かく言うと、オールスターのほうが横幅に少し余裕があるかもです。

ただオールスターはキャンバスがやわらかく、横が広く感じやすいというのもあるとは思います。

縦の長さは、どちらもほとんどかかとに余りが出ないタイプで、かなり近いです。

なので、オールスターを普段履いている場合は、同じサイズを選ぶことをおすすめしたいです。

バンズスリッポンとニューバランスCM996のサイズ感を比較

バンズのスリッポンとニューバランスCM996を比べると、そんなに大きく違うとは思いませんでした。ただ、CM996のが横幅は少し広めです。

ニューバランスは幅に余裕があるものが多いので、その傾向も出ていると思います。

縦の長さも、CM996の方が指が入りやすいぶん少し大きめです。

サイズ選びは少し迷うところですが、筆者はどちらも同じサイズで履いています

CM996を履いてキツいと感じないのであれば、スリッポンも同じサイズで問題ない可能性が高いとは思っています。

バンズスリッポンの総合評価:71点/100点

バンズのスリッポンを7項目で評価しました。

それぞれの点数の根拠を、実測データと体感を交えてまとめます。

デザイン:3.5点/5.0点

評価項目内容評価点
アンケート評価3.5点/5.0点3.5点/5.0点
Instagramのハッシュタグ数約5,000件0.1点/2.5点
デザイン総合評価3.6点/5.0点

バンズのスリッポンのデザイン総合評価は3.6点です。

男女130名以上に、バンズのスリッポンがおしゃれかダサいかを5段階で聞いたところ、平均は3.5点。

人気の定番スニーカーと比べると、ほんの少し低めです。

理由を見ると、靴紐がない分スニーカーらしい映えが弱く見えると感じる人が一定数いるのかなと思いました。

またInstagramのハッシュタグ数「#バンズスリッポン」は約5,000件で、SNS指標としては高い部類ではありません。

ただ近年は、ローテクスニーカーの人気の流れもあり、その影響でバンズのスリッポンもじわじわ履く人が増えている気はします

バンズのスリッポンのデザインの特徴は、ひと言でいうと、とにかくシンプルです。

靴紐がないぶん装飾が少なく、見た目はかなりすっきりしています。

雰囲気や作りはオールドスクールに近く、ソール周りやサイドのライン、糸で重ねて縫われていますが、よりシンプルになっています。

左:スリッポン、右:オールドスクール

あとはサイドの小さな「VANS」タグと、かかとの“Off The Wall”の赤いラベルが付いているぐらいです。

シンプル好きなら、きっと気に入る一足だと思います。

なお、バンズといえばチェッカー柄も定番ですが、スリッポンでもチェッカー柄はよく履かれています

TikTok検索「バンズスリッポンチェッカー」

「チェッカー=バンズ」というイメージも強いので、黒のシンプルさに飽きてきた人や、足元に少しアクセントを入れたい人は、チェッカー柄もおすすめです。

価格:4.4点/5.0点

バンズのスリッポンの公式価格は7,150円です。

定番スニーカーの平均価格は13,000円前後なので、それと比べると約半額でかなり手に取りやすい価格帯です。

バンズの中で見ると、オーセンティック(7,150円)と同価格で、オールドスクール(8,800円)よりは少し安くなっています。

左:バンズスリッポン、右:バンズオーセンティック

他ブランドの定番スニーカーと比べると、最安はコンバースのオールスター(6,490円)ですが、その次にバンズのスリッポンがきます。

定番スニーカーの中だと1万円を切る数少ないモデルなので、予算を抑えたい人には特におすすめです。

クッション性:2.8点/5.0点

バンズのスリッポンのクッション性は2.8点と評価しました。

実際に履いて歩いて確かめると、クッションは薄めでやわらかいタイプです。

まったくクッションがないわけではありませんが、しっかり弾むようなクッションがあるタイプでもありません。

バンズの中で比べると、オールドスクールはもう少しだけ「フカフカ感」を感じるので、スリッポンはそれより低めの評価にしています。

逆に、オーセンティックはクッションをほとんど感じにくいので、スリッポンのほうが上だと思います。

他ブランドでいうと、アディダスの「サンバ」や「スタンスミス」あたりの履き心地に近い部類です。

バンズのスリッポンは、人気のスニーカー全体で見るとやや低めの位置づけとしています。

長時間歩く日にすすんでおすすめするようなスニーカーではないですが、短時間な日常履きならそこまで気にはならないだろうというレベルです。

横幅の広さ:3.4点/5.0点

横幅の広さは3.4点/5.0点と評価しました。標準より少しだけ広めという位置づけです。

実際に履いて横幅の締め付けはあまり感じません。

バンズの中で比べると、オールドスクールやオーセンティックよりはわずかに狭めです。

個人的には、おそらくスリッポンは靴紐で調整できないぶん、少し狭くしてるのかとは思いました。

ただ、定番のスニーカー全体で見るとスリッポンは標準の範囲内で、その中では気持ちゆとりがある方だと思います。

重量:3.0点/5.0点

バンズのスリッポンの重さは、27.0cmで片足357gです。

他の定番スニーカーと比べると、ザ・平均的という数値です。特別軽いわけでも、重いわけでもありません。

靴紐がないぶん軽くなるのかなと思いましたが、重量面では特に大きな差はなさそうです。

ただ、足にフィットしているぶん、履いていると数字より軽く感じるなと思いました。

ちなみに、重さはオールドスクールとほぼ同じで、コンバースのオールスターやアディダスのスタンスミスとも近い重量帯になります。

重さに関しては、そこまで気にせず履けるスニーカーでしょう。

耐久性:2.6点/5.0点

評価項目内容評価点
スニーカーの素材キャンバス素材0.6点/2.0点
アウトソールの硬度60.5度2.0点/3.0点
耐久性の総合評価2.6点/5.0点

バンズのスリッポンは全体がキャンバス(布)素材のため、耐久性は2.6点となりました。

キャンバスは、擦れると傷みがでやすいというのもあるので、やや低めです。

内側は当て布もあるので少しは頑丈そうです。

アウトソールの硬度は60.5度で、他のスニーカーと比べると少しやわらかめです。やわらかいぶん、少しかかとの減りは早いかもしれません。

とはいえ、バンズのスリッポンはすぐに履けなくなるような耐久性の低さではありません。

普通に普段使いする分には、そこまで心配しなくても大丈夫です。

つま先の柔軟性:4.0点/5.0点

バンズのスリッポンのつま先の柔軟性は、思っていたよりもやわらかめでした。評価は4.0点です。

実際に曲げてみると、曲げるときに突っかかる感じは少ないと思いました。

深く曲げることもできるので、つま先はやわらかい部類に入ります。

ただ、もっとグニッと曲がるスニーカーと比べると、わずかに硬さはあるかなという感じです。

またバンズの中で比べると、オーセンティックよりは少しだけやわらかく、オールドスクールよりは少し硬めです。

体感としては、コンバースのスリッポンと同じくらいで、ストレスなく履ける方だと思います。

その他

たしかに手を使わずに履ける

スリッポンは靴紐を結ばなくていいというメリットはもちろんですが、脱ぎ履きがラクというのもあると思います。

バンズのスリッポンは、かかとを潰して履けるタイプではありませんが、甲の周りにゴムが入っているので足を入れるときに広がりやすく、抜くときもスムーズです。

実際に試してみると、たしかに手を使わずに履いたり脱いだりすることも問題なくできました。

この脱ぎ履きのラクさも、バンズのスリッポンの強みだと思います。

まとめ

バンズのスリッポンは、コンバースのスリッポンより安く買えますし、まずはスリッポンを試してみたいという人にもおすすめだと思います。

定番のスニーカーの中でも価格がかなり手頃です。

デザインはとにかくシンプルで、機能面も大きな欠点はありません。

買いやすくて普段使いもしやすいスニーカーなので、個人的にはかなりおすすめです。

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