以前、当メディアで雪駄(せった)をイメージしたスニーカーを紹介しましたが、その新作「スニー駄」がクラウドファンディングで開始されました。
今回も、雪駄のように前坪(まえつぼ)が採用されているスニーカーですが、特に歩きやすさに重点が置かれている印象を受けました。
それでは、実際に「スニー駄」を履いた感想を、画像や動画と共に詳しく紹介していきます。
雪駄スニーカー「スニー駄」の特徴
今回の雪駄スニーカーの特徴を以下の4点に分けて紹介します。
革新的とも言える「前坪」技術で足指の健康をサポート
雪駄(せった)スニーカー「スニー駄」は、「前坪(まえつぼ)」技術を採用しており、これにより足指の健康をサポートしてくれます。
親指と人差し指が自然に広がる構造のため、足指全体が動かしやすくなっています。
実際に靴の中を見るとこんな感じです。
前坪はシュータンの部分と繋がって固定されています。
長時間靴を履くことで閉じがちな足指が、前坪があることで自然に広がり、足指の握力(把持力 はじりょく)が鍛えられるという仕組みです。
把持力が強化されることで、安定した歩行や姿勢の維持ができるようになるなどのメリットがあります。
モニター検証でも実証されており、一ヶ月間雪駄スニーカーを履いたモニター全員に把持力の向上が見られたようです。
日常生活の中で自然に足指を鍛えることができ、歩行能力の向上とともに、足のトラブルを予防する効果が期待できます。
また、履いていて開放感があるので、足や指が気持ち良いというのが個人的に好きなポイントです。
普段足袋ソックスや5本指ソックスを履く人には特におすすめですよ。
「Vibramソール」で滑りにくく、歩行時の体重移動もスムーズ
「スニー駄」のアウトソールには「Vibram RGS(Rollingait System)」が採用されています。
Vibramソールは登山靴などでその性能が評価されており、耐久性とグリップ力にも優れています。
この通り、かなり傾斜を高くしても滑り落ちませんでした。
凹凸のある形状なので、さまざまな地形や路面で安定した歩行ができ、日常生活からアウトドアまで幅広く活躍してくれます。
ちなみに、悪路でも履けると言われている「ニューバランス574」と比べても凹凸がしっかりしています。
また、アウトソールは独特の船底形状をしているので、歩行時の体重移動がスムーズに行われ、かかとから足裏、そしてつま先へと自然な流れで歩くことができます。
スイスイ歩くことができるので快適ですね。
この体重移動に必要な推進力は、当メディアの「歩きやすいスニーカーランキング」の評価にも取り入れており、個人的にも歩きやすさには重要な要素だと思っています。
本革のレザー素材でデザイン性も良い
アッパーには、高級感のある本革レザー素材が使用されています。
近年のスニーカーは合成皮革が多く、天然皮革の本革が使用されるのは少なくなりました。
有名なスタンスミスとかも、今は合成皮革に変わっています。
本革の持つ自然な風合いと柔軟性は、履き心地を良くし、足にしっかりとフィットしてくれます。
また、本革は時間が経つほどに風合いが増し、自分だけの一足に育つ楽しみもあります。
シンプルでありながらも洗練されたデザインなので、カジュアルなスタイルからフォーマルなシーンまで幅広く使えそうです。
高級感もあり、オフィスでもプライベートでも使える万能なデザインというのがポイントですね。
ゴム紐を採用しており、靴紐を結ぶ必要がない
実際に脱ぎ履きして便利だなと思ったのは、靴紐を結ぶ必要がない仕様にしていることです。
靴紐の代わりにゴム素材の紐が通っているので、紐を結ぶという行為がそもそも必要ありません。
そのため、玄関で靴を履く時など、手間をかけずにスムーズに履くことができます。
また、靴紐がないことで、見た目もすっきりとしており、スタイリッシュな印象を与えているようにも思えます。
靴紐が緩む心配がないため、常に安定したフィット感を保つことができ、運動時や長時間の歩行でも、足がズレにくいでしょう。
子供や高齢者にも簡単に履けるため、幅広い世代に対応したスニーカーとも言えますね。
雪駄スニーカー「スニー駄」のサイズ感
筆者の足のサイズは以下になります。
「スニー駄」の42サイズを履いたところ、個人的にジャストサイズだと思いました。
男性や女性に人気のスニーカーの筆者の着用サイズは以下になります。
スニーカー名 | 筆者の最適なサイズ |
---|---|
スニー駄 | 42サイズ 26〜26.5cm |
ナイキ エアフォース1 | 27.0cm |
アディダス スタンスミス | 27.0cm |
コンバース キャンバスオールスター | 27.0cm |
ニューバランス CM996 | 27.0cm |
ニューバランス ML574 | 27.0cm |
ナイキ エアジョーダン1 | 27.0cm |
アディダス スーパースター | 27.5cm |
ナイキ エアマックス90 | 28.0cm |
「スニー駄」の42サイズは26〜26.5cmサイズ相当になるようですが、キツくもなく、ゆるくもなく、ちょうどよいです。
横幅がキツいスニーカーはたまにありますが、こちらのスニーカーはそういうこともなく、日本人の足にも合う幅広さだと思いました。
つま先などの締めつけ感なども特に感じません。
縦幅もちょうどよく、人差し指一本分がかかとに収まるぐらいです。
靴紐が結べないのでゆるかったら脱げるかもと少し不安でしたが、紐がゴム素材なので良い感じにフィットします。
ゆるくて脱げるということはまず無さそうだと思いました。
なので、靴紐が結べないから小さく買おうなどというのは、特に気にしなくても良さそうです。
まとめ
今回紹介した雪駄スニーカー「スニー駄」は、健康をサポートする機能性とデザイン性を兼ね備えた一足でした。
特に前坪技術によって足指の握力が鍛えられる効果や、Vibramソールによるスムーズな歩行は、こちらのスニーカーならではだと思います。
クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて購入することができるので、気になった方はぜひ確認してみましょう。